フォローが必要な子育て家庭の早期発見とプッシュ型支援を実現します
「こどもの杜」とは
公共部門、医療部門、教育部門など、両備システムズにおける子育て関連のノウハウを集約させた、子育て関連データ連携プラットフォームです。自治体、医療機関、保育園・幼稚園、学校、児童相談所、その他子育て関連施設より必要な情報を集約させ、フォローが必要な家庭・こどもを早期発見し、プッシュ型の支援を実施できるようなサービスを実現します。
常に子どもの最善の利益を考え、子どもに関する取り組みや政策を社会の真ん中に置く「こどもまんなか社会」の実現にむけて、2023年4月に「こども家庭庁」が設置され、2024年には「こども家庭センター」の設置が予定されています。
また、デジタル庁にて策定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」でも、「各地方公共団体において、貧困、虐待、不登校、いじめといった困難の類型 にとらわれず、教育・保育・福祉・医療等のデータを分野を越えて連携させ、真に支援が必要なこどもや家庭に対するニーズに応じたプッシュ型の支援に活用する」といった内容が明記されており、こどもを取り巻く様々な社会課題に対して、「デジタル化」を通じて、自治体から住民に向けた積極的な支援を実施することが求められています。
【出典】
・こども政策の推進(こども家庭庁の設置等)
・デジタル社会の実現に向けた重点計画(本文)
自治体、医療機関、保育園・幼稚園、学校、児童相談所など、多様な機関・施設で管理している情報を集約します。
更に兄弟や家族の生活環境等も連携したデータベースを構築することで、ひとりの子を取り巻く環境をしっかりと確認したうえで、包括的な支援が可能となります。
集約させた情報をもとに、フォローが必要と思われる家庭・こどもに対して、注意情報を表示します。これらの情報を参考に、関係機関への情報共有や、各家庭に対するフォローを実施いただくことが可能です。
・各機関から提供されたデータをこどもDBに集約
・登録データをもとにリスクを自動で予測しシステム上に表示
・リスク予測の内容、根拠となる情報、その他関連情報をシステム上で確認
・予測内容をもとに、関係者で対応要否や対応内容を協議し決定
・必要に応じて他機関への情報共有や協力依頼を実施
・担当機関にて、安否、養育状況、登校(登園)状況を確認
・必要に応じて関係機関と連携しながら、面談、訪問、電話等の支援を実施
特定の児童に対して、登録されている情報やそれらの情報を活用したリスク判定結果を表示します。
こどもたちの異変をいち早く発見し、関係機関へ情報共有ができるような仕組みを構築します。
※画像は現時点のイメージです。今後の開発状況により変更になる可能性があります。
自治体からは、ベースとなる住民基本台帳のほかに、妊娠届、出生届、健診の情報などの母子保健情報、身体障害者手帳、療育手帳などの障害・福祉情報、児童相談情報等を連携します。
その他の関係機関からは登校・登園の出欠記録や発達記録・指導記録等を連携します。
これらの情報に関しては、弊社のシステムに限らず他社システムとも連携できる事を想定して、データベースの構築を進めています。
兄弟や家族の生活環境等も連携したデータベースを構築する事で、様々な視点からリスク判定が図れる仕組み作りを進めています。
福祉、医療、教育、滞納といった多角的視点からデータを分析しアラートを表示します。
アラート情報、経過記録、連携データなどを照会します。
住民様に対するプッシュ型支援のためのツールとして、スマートフォンアプリの提供も検討しています。
学校向けソリューション「Ryobi-校支援」、健康観察アプリ「eへるすLite」などで提供しているアプリのノウハウを活用し、
住民様と子育て関連機関をつなぐ仕組みを目指しています。
※画像は現時点のイメージです。今後の開発状況により変更となる可能性があります。
こども家庭庁の実証事業によって構築されたデータ連携基盤「こどもの杜」
自治体が持つデータから潜在的なリスクを判定し、早期に適切な支援へ